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- 最新の血糖測定(CGM、リブレ)
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最新の血糖測定
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CGM( 持続血糖測定: Continuous Glucose Monitoring)
血糖値を測定できる小さなセンサーをお腹に貼り付け、1週間の血糖値を5分に1回自動的に記録し続けます。センサーは貼り付けたまま入浴も可能です。
はずした後にパソコンに接続すると、血糖値の変化を1週間分グラフで見ることができます。
これまで気づかない間に起こっていた低血糖や、意外な時間に高血糖になっていることがわかり、のみ薬やインスリン量をより適切に変更でき、血糖コントロールを良くするきっかけとなります。
CGMは皮膚の組織間液の電気抵抗を測定しこれを血糖値に換算して表示していますので、補正のため血糖自己測定(これまでどおりの針を刺して血液をとる測定)がときどき必要です。
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間欠スキャン式持続血糖測定器(フリースタイル リブレ1) 機械をかざすだけで血糖値を測れる装置 FGM(Flash Glucose Monitoring)
腕に貼り付けたパッチに機械を「ピッ」とかざすだけ(非接触)で、血液を採らなくても血糖値をリアルタイムで測定することができます。
指に針を刺す必要がないため痛みがまったくなく、服の上からでも何度でも血糖値を測ることができます。
表示されるのは現在の血糖値(数値)と過去数時間の血糖値の変化(グラフ)。もし血糖値が「70」mg/dlと表示されても、現在下がっている途中なのか、上がっている途中なのかがわかりますので、すぐに何か食べる必要があるのかがわかります。
これにより、無駄な食べ過ぎや間食が減り、高血糖や低血糖も減るのではないかと考えられます。
お菓子はどれくらい食べればどの程度血糖値が上がるのか、食べる順番で血糖値の上がるスピードが変わるのか、新しく飲み始めた薬がどのように効いているのか、ご自身でどんどん経験していただけます。
センサーの寿命は2週間、15分おきに血糖値が記憶され2週間分の動きもわかります。センサーは貼り付けたまま入浴も水泳も可能です。
リブレは正確には測定しているのは血糖値ではなく、皮膚の組織間液のブドウ糖濃度を(1分に1回)測定して血糖値に換算して表示しています。しかしCGMより正確と考えられるため血糖自己測定による補正(これまでどおりの針を刺して血液をとる測定)を必要としません。
リブレは装着したままX線、CTスキャン、MRIなどの検査を受ける場合は、その動作確認がされておらずどのような影響が出るかわかりません。また空港などのセキュリティチェックゲートを通過することはできますが、検査値にどうような影響がでるかは確認されていません。
最新のリアルタイムCGM(2024年より)
フリースタイル リブレ2(Freestyle リブレ2)
センサーにスマートフォンを近づけなくても、血糖値をスマートフォンで確認することができます。bluetoothでスマートフォンに無線接続し、1分おきに自動スキャンした血糖値データを送り続けます。
高血糖アラート、低血糖アラートの機能が新設され、自身で設定した数値に近づいた時は、スマートフォンやスマートウォッチのアラームで知らせてくれます。専用アプリは無料ダウンロードできます。
リブレ1と同様、指先での血糖測定による較正は不要です。センサーは14日おきに交換が必要です。
デクスコム G7(Dexcom G7)
G6よりもセンサーが小型化されトランスミッターも内臓されたため、トランスミッターを別で装着する必要がなくなりました。またG6で必要だった、指先での血糖測定による較正が不要となりました。センサーにスマートフォンを近づけなくても、血糖値をスマートフォンで確認することができます。bluetoothでスマートフォンに無線接続し、5分おきに自動スキャンした血糖値データを送り続けます。
高血糖アラート、低血糖アラートの機能は細かく設定が可能、自身で設定した数値に近づいた時は、スマートフォンやスマートウォッチのアラームで知らせてくれます。専用アプリは無料ダウンロードできます。
センサーは10.5日おきに交換が必要です。
保険適応
インスリンを投与中であれば、保険の適応です。約1か月分で、3割負担の方は3750円、1割負担の方は1250円です。(リブレ2センサー 14日分×2個、 G7センサー 10.5日分×3個)
ただしGLP-1受容体作動薬などの注射をしている方は適応外です。
当院では、国民健康保険の方は、インスリン注射をしていなくても、リブレ2やG7を保険適応で使用していただくことができます。(生活習慣病管理料(Ⅱ)を算定している人に限る)
動画によるフリースタイル リブレの紹介
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