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甲状腺機能低下症、橋本病
甲状腺機能低下症
一般に血液検査でFT3,FT4 は低下します。
橋本病による慢性甲状腺機能低下症ではTSHが上昇し、TPO抗体や抗サイログロブリン抗体が高値となります。
当院ではFT3,FT4 ,TSHを院内で測定できるため当日の血液検査結果で薬の量を調整できます。
慢性甲状腺炎(橋本病)
甲状腺からでるホルモンが慢性的に低下(慢性甲状腺機能低下)し、甲状腺が腫れることもあります。日本人の女性の3-10%が橋本病といわれています。ただし橋本病のすべての人に甲状腺機能低下がみられるわけではありません。一時的にホルモンが低下しても正常にもどることもありますし、低下しないままの人もいます。
甲状腺機能低下症の治療
チラーヂンという薬をのみます。もともと体内にある成分を補充するだけなので、量が適正であれば副作用はほとんどなく薬というより健康食品のような感覚でのんでいただけます。
TSHの検査値を見ながらチラーヂンの量を調整し、いったん安定するときちんと薬をのんでいれば、ほとんど量の調整をする必要がありません。
潜在性甲状腺機能低下症
血液検査でFT3,FT4 は正常(またはFT4だけが軽度低下)なのにTSHが上昇している状態です。わかりやすくするために当院では「かくれ機能低下」と説明しています。
TSHが10 μU/ml以上の場合は薬で治療します。TSHが10 μU/ml以下の場合でも、50歳以上の人や、症状がある人、橋本病の抗体が陽性の人は、薬による治療をしたほうが良い場合があります。
当院ではチラーヂン12.5μg、25μg、50μg、75μg、100μgのすべての錠剤を採用しており、患者さんに応じて調整が簡単にできるようにしています。
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糖尿病・内分泌内科
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